PR

猫の眼瞼内反症手術とは?治療費や体験談を解説

タイトル画像 雑談

猫の目がしょっちゅう涙目になったり、赤く腫れて見えたりすると、とても心配になりますよね。

特に「眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)」は、まつげが眼球に当たりつづけることで炎症を繰り返し、放置すると角膜を傷つけてしまうこともあります。

今回は、筆者が実際に猫の眼瞼内反症で病院めぐりをした経験も含めながら、手術に至るまでの流れ・治療費・病院選びのポイントを丁寧にまとめていきます。

猫の眼瞼内反症がんけんないはんしょうとはどんな病気?

猫の目

まずは、どんな症状が出て、どうして起こるのかを知ることが大切です。

症状として現れやすいサイン

眼瞼内反症は、まぶたが内側に入り込み、まつげが眼球をこすってしまう状態です。以下のような症状が続く場合、早めに受診を考えたほうが良いです。

  • 涙が止まらない
  • 目やにが増える
  • まばたきが多い・こすりたがる
  • 目が赤い(結膜炎を繰り返す)

症状が続くと角膜がダメージを受け、視力低下につながる可能性もあります。

原因はひとつじゃない

眼瞼内反症の原因はいくつかあり、実際の診察でも次のように説明されることが多いです。

原因説明
生まれつき骨格の問題でまぶたが巻き込みやすい
老化筋力低下でまぶたがゆるむ
炎症結膜炎が続き、まぶたが内側へ巻き込まれる
白木
白木

“炎症が原因だから目薬で様子見” と言われ続けることもありますが、本質的な治療が必要なケースもあります。

筆者の猫に起きた症状と病院でのたらい回し

猫を抱っこしている女性

ここからは筆者の実体験です。同じように悩む飼い主さんの役に立てば嬉しいです。

どの病院に行っても「炎症ですね」で終わった

筆者の猫も毎日のように涙目で、明らかにまぶしそうにしていました。しかし——

  • A病院:「結膜炎ですね。目薬出しておきます」
  • B病院:「うーん、少し赤いですね。目薬で様子見ましょう」
  • C病院:「炎症かな?目薬で治ると思います」

どこへ行っても治療が進まず、同じ説明ばかりでした。

白木
白木

いや、明らかに何かおかしいんだけど…。

唯一“眼科専門医を紹介してくれた病院”が救いだった

D病院で初めてこう言われました。

お医者さん
お医者さん

「眼瞼内反症の可能性があります。眼科専門院へ紹介しますね」

この一言で、ようやく正しい診断にたどり着きました。

眼科専門では写真や検査機器が充実していて、診断もスムーズでとても安心できました。

眼瞼内反症の治療方法は?手術は必要?

手術中の猫

眼瞼内反症は、軽度なら外用薬で様子を見ることもありますが、根本治療の中心は手術です。

主な治療方法

  • 洗浄・抗生剤の目薬
  •  炎症が強いときの応急的な対処。
  • まぶたの矯正処置
  •  一時的に外側へ引っ張るテープ処置など。
  • 外科手術(根本治療)
  •  まぶたの皮膚を少し切除し、綺麗な位置に戻す手術。
白木
白木

猫の負担は少なく、短時間で終わることが多いですよ。

筆者の猫が受けた手術と費用

実際に受けた内容をまとめます。

項目費用備考
診察料約3,000円初診+検査
手術費用約30,000円保険が適用されて助かった
術後の軟膏・カラー約2,000円必須ケア

仕上がりは本当に綺麗で、目がぱっちり。猫も明らかに楽そうでした。

手術後に必要なケアは?

猫のケアをしている

術後は意外とシンプルですが、細かいケアを続けることで再発防止にもつながります。

カラー装着は必須

筆者の猫も1〜2週間ほどエリザベスカラーが必要でした。

  • ぶつかりやすい
  • 食器の高さを調整
  • 夜は布団に入りにくい

など、小さな工夫が必要です。

軟膏ケアは毎日コツコツ

術後は抗生剤入りの軟膏を 1日数回 塗る必要があります。

特に序盤は嫌がりやすいので、

  • 体を固定しすぎない
  • ご褒美をあげつつ
  • 目の周りを優しく押さえるようにして塗布

など、猫のストレスにならない工夫が必要です。

病院選びで失敗しないためのポイント

病院

筆者が何軒も回って気づいた「最初から知っておきたかったこと」をまとめます。

眼科専門医がいるかどうか

初診から見極めるのは難しいですが、以下を満たす病院が安心度高めです。

  • 眼科専門医が在籍
  • 細隙灯(目の検査)の設備がある
  • 写真で経過を管理してくれる

「自分から病名を疑って伝える」ことも大事

筆者は途中からこう言うようにしました。

「眼瞼内反症かもしれません」

これによって、診察の方向が変わった病院もありました。

白木
白木

受け身ではなく、“疑っている病名を伝える” のは本当に大事です。

手術を悩んでいる方へ

エリザベスカラーと涙やけクリーナー

術後ケアを続ける中で、「もっと早く準備しておけばよかった」と感じたアイテムを紹介します。自然に使えるものなので、安心してください。

術後ケアに役立ったアイテム

①猫用エリザベスカラー(柔らか素材)

硬いカラーだとぶつけやすく、猫もストレスが溜まりやすいです。柔らかい布製は軽く、視界も遮りにくいので非常に使いやすいです。

②猫用涙やけクリーナー

術後は涙が一時的に増えることがあるため、清潔に保つのに役立ちました。目の周りを優しく拭けるものが便利です。

【まとめ】猫の内反症は病院選びと早期発見がカギ

猫

猫の眼瞼内反症は、軽度でも放置すると目に大きな負担がかかります。

筆者の経験でも、病院選びに時間がかかったことで治療が遅れました。炎症を繰り返す場合は、「眼科専門医に診てもらう」ことを最優先に考えてみてください。

手術は短時間で済むことが多く、術後ケアもしっかり行えば再発も防げます。飼い主が気づいてあげることで、猫の生活が大きく楽になりますよ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました