大人から子供まで蜘蛛が苦手だという人は多いですよね。筆者も蜘蛛が大の苦手です。
別に蜘蛛に何かされた訳でもないけど、そもそも虫が嫌いという方もいるでしょう。
現実ではなるべく近づかないように心掛けることが出来たとしても、幻覚となって目の前に突然現れたら回避することは出来ません。
見たくなくても突然現れてしまうのが幻覚です。では一体なぜ蜘蛛の幻覚を見てしまうのでしょうか。
今回は筆者の体験談を元に「蜘蛛の幻覚」について追及していきます。
蜘蛛の幻覚とは一体どんなもの?
蜘蛛の幻覚とは実際にはいるはずのない場所に突然蜘蛛が現れることです。
幻覚となるため、見る人によっては色や姿形も変わるでしょう。
自分の顔より大きな蜘蛛であったり、はたまた爪くらいの小さな蜘蛛だったりと様々です。
そんな想像しただけで鳥肌が立ちそうな蜘蛛の幻覚が、人によっては急に見えてしまいます。
なぜ幻覚か分かるのかというと、そこにいるはずが無いからです。
最初は突然の蜘蛛の出現に戸惑うかもしれませんが、よく考えたらこんな場所にいないと後から判明してきます。
その瞬間、自分が蜘蛛の幻覚を見ていることに気づくでしょう。
筆者が体験した蜘蛛の幻覚について
では実際に、蜘蛛の幻覚とはどういったシチュエーションで見ることがあるのでしょうか。
筆者の実体験を紹介しますので、想像していただけると幸いです。
幼少期の頃の寝起き
人生で初めて蜘蛛の幻覚を見たのは、筆者が幼稚園児の時でした。
幼稚園から帰宅した後そのまま昼寝をし、夕飯の時間に母親に起こされました。
自室は消灯しており暗く、自室とリビングを隔てているふすまを開ければ、自室にリビングの灯りが入ってくるという間取りです。
夕飯の支度を終えた母親から呼ばれ、暗がりのなか眠気眼でリビングへと通じるふすまを開けると
ツーーー
と、真っ黒で立派な蜘蛛が自分の頭の方からまっすぐと降りてきたのです。
そのサイズは大人の拳ほどありました。
当時から蜘蛛が苦手だった私はぎゃあああああと叫びながら、その蜘蛛に頭突きをして走ります。
そんなことをしたら自分の身体に蜘蛛がくっつくかもしれないのに、その時はパニックでどうかしてました。
ふすまを通過し急いで自分の身体を確認し、四方八方確認して蜘蛛を探しましたがもうどこにもいません。
確かに自分の顔の目の前にいて頭突きまでしたのに、何かに当たった感触が全くなかったのです。
母親にも寝ぼけているのだと笑われ、確かにそうかもしれないと思いながら何事もなく過ごしました。
過去最大の蜘蛛と遭遇した中学生時代
中学生時代は母親が下、私が上で二段ベッドにて寝ていました。
その日もいつものように就寝したのですが、何故かぱっちりと目が覚めて天井を見た瞬間。
大人の頭2つか3つ分くらいのかなり大きな蜘蛛が目の前の天井に張り付いていたのです。
私の顔面と天井までの距離は1mも無いくらいで、本当に至近距離だったことを覚えています。
また巨大な蜘蛛だけではなく、その蜘蛛の大きさに見合ったとても立派な巣も張り巡らされていました。
その時も就寝中だったために部屋は消灯しており大分暗かったです。
しかしその蜘蛛も蜘蛛の巣もまるでブラックライトを浴びたようなネオンブルーに輝いていました。
その奇妙さにすぐに自分が幻覚を見ていることに気付きました。もしくは夢かもしれない。
そう思い蜘蛛を無視して早く眠りにつこうと目を閉じかけた瞬間。
ずずずずず
なんと、その巨大な蜘蛛が巣をぱたぱたと揺らしながら、ゆっくりと私の顔面目掛けて落ちてくるのです。
巨大な身体に巨大な足をがしがしと動かして、私の顔に乗ろうとしてきました。
あまりの恐怖に身体がビクともしませんでした。しかしもう顔にくっついちゃう!と思った瞬間、横にスライドするかたちでベッドから飛び降りました。
備え付けのはしごも無視して飛び降り、急いで電気を点けると下で寝ていた母親も飛び起きました。
私の汗まみれで蒼白した顔を見た母親は驚きながら今までの話を聞き、また寝ぼけていると言って寝てしまったのです。
この巨大な蜘蛛事件は一生忘れないでしょう。
以降もちらほらと見てしまう
中学生時代の巨大な蜘蛛が過去最高のインパクトがあり、それ以降に見る蜘蛛の幻覚は小さいことが多いです。
ベッドでふと目を覚ました時に、キラキラ光るものがまっすぐ落ちてきたと思ったら、白く光り輝く目玉サイズの蜘蛛だったり。
恋人と寝る際に、電気を消した瞬間部屋の隅に真っ黒な蜘蛛がくっついていて叫んでしまったり。
部屋が明るい時は見ないのに、真っ暗闇になった瞬間鮮明に見えるということだけでも幻覚を見ていることがはっきり分かるでしょう。
また、もうお気づきかもしれませんが、私が蜘蛛の幻覚を見てしまうのは大体睡眠の前後です。
そのため金縛りの一種で幻覚を見てしまっていると自分では考えています。
蜘蛛の幻覚はスピリチュアルな意味合いがある?
蜘蛛は一説によると「神の使い」と言われることがあります。
そのため蜘蛛を殺してはいけなかったり、蜘蛛が現れると良いことがあると言われたりするのです。
しかし幻覚や金縛りによって何かを見るのは単純に脳の潜在意識や記憶からだと言われるでしょう。
私の体験では全て睡眠の前後での体験となるため、スピリチュアルとは関係がないかと思います。
しかし予知夢などを見る方にとっては、何か良いことが起こるという前兆と捉えると楽しめるかもしれません。
精神病などによって蜘蛛の幻覚を見てしまうのか
幻覚を見てしまう精神病の一例として「統合失調症」が挙げられます。
統合失調症では蜘蛛のみならず、コバエのような小さい虫が飛び交っているように感じられる方もいるでしょう。
もし統合失調症などの精神病の症状であれば、昼夜などのシチュエーションに関わらず蜘蛛の幻覚を見てしまうかもしれません。
蜘蛛の幻覚を見てしまう方は自分がどんな時に見てしまうかを一度考えてみると良いでしょう。
蜘蛛の幻覚を見るのは子供だけ?
子供は想像力がとても豊かですし、脳が勝手に空想を事実と結び付けてしまうのも無理はないでしょう。
また高熱を出した子供が幻覚を見るといったケースもあるため、子供の方が幻覚を見る機会が多いかもしれません。
しかし筆者は成人した後でも蜘蛛の幻覚を見ているため、一概に子供だけが幻覚を見るとは言えないです。
むしろ成人してからの方が蜘蛛の幻覚を見る機会が増えているため、ストレスなども関係しているのではいでしょうか。
また子供の時から恐怖の対象として蜘蛛の幻覚が結びついていれば、何かをきっかけに再度幻覚を見てしまうといった「習慣化」もあるかもしれません。
日常生活に支障を来すなら病院へ行こう
もし何かこれといったきっかけもなく蜘蛛などの幻覚を見てしまい困っているのであれば、すぐに心療内科などの病院で診てもらいましょう。
精神的な原因か、もしくは脳に何らかの問題があるかもしれません。
ただ私のようにたまに見る程度で金縛りの一種の場合もあります。
日常生活に支障を来さないのであれば、自分だけに起きる特別なイベントだと思い楽しんでみるのはどうでしょうか。
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