なぜ人が近いと気持ち悪いと感じるの?パーソナルスペースについて知ろう

拒否する女性
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異性との関わりだけでなく、同性からでもあまり近づいてほしくないと思う方もいるでしょう。

それってパーソナルスペースの問題だと気付いていましたか?

パーソナルスペースの広さによっては、相手のことが別に嫌いではなくても不快に感じたりしてしまうのです。

パーソナルスペースについて詳しく知り、自分を責めたり相手を責めたりするのを辞めましょう!

パーソナルスペースとは

輪になる人々

パーソナルスペースとはパーソナルエリアとも呼ばれており、自分に対して相手が近付くことを許容できる範囲のことです。

身体を密着させても何とも思わなかったり、逆に本当に気持ち悪くて不快と思ったり人によって様々あります。

パーソナルスペースは人間だけではなく、動物それぞれにもあるでしょう。

警戒心が強い動物、人懐っこくて誰でも触っていいよという動物、それぞれ見たことがあるのではないでしょうか。

このように意識せずともパーソナルスペースは誰しもが持っている自分ルールみたいなものです。

パーソナルスペースが広い人

パーソナルスペースが広いというのは、自分の身体から相手の身体までの距離が長いということです。

つまり相手に一定の距離以上近づかれたら防衛本能や不快感が出て来ます。

自分の身体から広めにパーソナルスペースをとっているため、満員電車はもちろん馴れ馴れしい人に対しても苦手意識を持つでしょう。

ちなみに筆者はパーソナルスペースがかなり広いです。

パーソナルスペースが狭い人

パーソナルスペースが狭い人は広い人に比べて逆に、相手と自分の距離が近くても何とも思わない人です。

嫌悪感も何も感じませんし、むしろスキンシップが取りやすいと感じる方もいるのではないでしょうか。

パーソナルスペースの覚え方
  • 広い…防御スペースが広いから厳重警戒しているイメージ【決められた人しか原則立ち入り禁止!】
  • 狭い…防御スペースが狭いから皆を弾き返さないイメージ【寄っといで寄っといで!】

パーソナルスペースは育った環境で変わる?

子供とぬいぐるみ

なぜパーソナルスペースというものが誰にでも存在しているのでしょうか?

また人によってパーソナルスペースの広さが変わるのであれば、育った環境が関わっているのでしょうか?

筆者の体験をふまえて考えてみます。

幼少期

筆者の幼少期は誰かれ構わず触れ合っていましたし、周りの友達もそのような子が多かったイメージです。

あまりしつこくすれば嫌がられるとは思いますが、急にほっぺを触ったとしてもそのままふざけあえるし、おんぶなども平気でしてました。

もし小さい頃から暴力を受けて育った子がいたのであれば、トラウマから人に近づかれるのを嫌がる子もいるかもしれません。

成人

大人になるにつれ「セクハラ」や「痴漢」といった言葉に気を付けだし、ボディータッチを控え始める方も多いのではないでしょうか。

筆者は大人になるにつれ同性にもあまり触られたくないと感じるようになり、幼少期の頃が嘘みたいです。

仲の良い友達同士で同性でも異性でも構わず手を繋いだり、腕を組んだりする方もいますが私には考えられません。

そのため筆者自身は育った環境は関係ないと感じます。

やっぱり人それぞれ

筆者の友人に、親から沢山暴力を受けて育った子がいます。

しかしその子は今では触られたり可愛がられたりするのが好きでパーソナルスペースは狭いです。

逆に考えれば、幼少期にそういった経験があるから大人になった今、そうして接せられることが増えて安心するのではないでしょうか。

つまり育った環境が関係する場合もありますし、そうでない場合もあり結局ひとそれぞれということになります。

状況から考えるパーソナルスペース

コーヒーとパソコン

パーソナルスペースは友達同士だけではなく、職場や恋愛にも関わってきます。

それぞれが持つパーソナルスペースを考え、状況に合わせて対応していきましょう。

職場

職場では初めて顔を合わせる方とお話する機会があるでしょう。

その際、相手のことを全く知らない所から始まるためパーソナルスペースの広さをチェックするのはほぼ不可能です。

パーソナルスペースが広い人相手に無闇に近づくのは相手を不快にさせます。

逆にパーソナルスペースが狭い人相手に過剰に反応して拒否をしても、相手を不快にさせてしまうのです。

こうした難しい問題を回避するために、どちらにも丁度良いと感じられる距離感で接することが大切になります。

まず最初は「社会距離」といって120cm以上の距離をとることをおすすめします。

これはテーブルを挟んでいるのと同じ状況となるため、どんなにパーソナルスペースが広い人でも話しやすくなるはずです。

恋愛

カップルや結婚相手となれば、心を許している相手となります。

そのためパーソナルスペースが広い人でも、相手を許容して自分のパーソナルスペースに入られても不快に感じない場合が多いです。

しかしそれでもパーソナルスペースが広い人はずっと密着されるのが嫌だったり、自分の時間を邪魔されたりするのを嫌がります。

逆にパーソナルスペースが狭い人は傷つけるつもりは一切ないのに煙たがられて嫌な思いをするといったこともあるでしょう。

ですが恋愛や結婚においては相手のことをよく知る時間を作れるはずです。

今後付き合っていく相手ならば、あらかじめ自分のパーソナルスペースを伝えることをオススメします。

お互い相手を不快にさせたいのではなく、パーソナルスペースの問題なのだから仕方ないのです。

平均的なパーソナルスペースの広さとは?

出会い

平均的なパーソナルスペースは1mくらいと言われています。

1m位なら近すぎず遠すぎずで多くの方が落ち着ける距離なのではないでしょうか。

しかしパーソナルスペースが広い方は、「腕を伸ばせば届く距離だから嫌。」と思う方もいるでしょう。

パーソナルスペースが狭い方は、「どうせならもうちょっとこっち来れば良いのに。」と思うかもしれません。

平均的といっても結局は人それぞれになるため、自分や相手が不快に思うのであればその都度うまく対応が出来たら良いですよね。

人との距離にストレスを感じたら

会話

パーソナルスペースは本当に人それぞれの問題となるため、協調するのは難しいです。

パーソナルスペースの広さが合う人と一緒にいれば良いですが、必ずしもそう上手くいきません。

しかし自分のパーソナルスペースを相手に伝えるのは出来るのではないでしょうか。

パーソナルスペースが広い人が狭い人に対して拒絶をするのではなく、「こうだからこうしてほしい。」と伝えるのはやるべきだと思います。

お互いが黙って我慢しているのはストレスとなりますし、せっかくの関係性が悪化する恐れがあるのです。

相手と上手く付き合っていきたいという気持ちを大事に、お互いが優しく伝えることが本当に大事になります。

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