仕事が辛くて辞めたい人へ【会社や仕事への考え方】

海を見る男性
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人間が生きていくには必ずといっていいほどお金が必要となるでしょう。その収入のために人々は仕事をします。

しかし仕事をすることが辛くて辞めてしまいたいと思う方もいるのではないでしょうか。

簡単に辞められるのであればともかく、一度自分が足を踏み入れた仕事から撤退することはそう簡単ではありません。

今回は辛くて辞めたいと思う仕事や会社に対して、おすすめの考え方をご紹介します。

仕事を辞めたい理由は様々

パソコンを触る男性

どういった時に仕事を辞めたいと思うのでしょうか?

仕事の内容はそれぞれですし、その仕事内容に対する感じ方も人それぞれでしょう。

自分がなぜ仕事を辞めたいと思うのか今一度はっきりさせてみてください。

キツい仕事内容や環境

仕事の内容によってはハード過ぎて、心身共についていけない場合があります。

例えば、労働時間が長すぎて身体がついていけなかったり、会社独自のルールや価値観に対して自分の考えと相違があったりと様々です。

自分が働こうと思った会社のルールに従わない人が増えれば労働環境は荒れるでしょう。

そのため一人一人が会社のやり方におかしいと感じても、その他大勢が守っているのであれば皆で従わざるを得なくなります。

他にも自分の家から勤務地までが遠いのであれば、通勤をするだけでも疲れてしまうのではないでしょうか。

そういったキツいと思う仕事内容や環境によって仕事を辞めたいと思う方も少なくないはずです。

努力が報われない

一所懸命に努力をしてもその努力が報われなければ、一気に仕事へのモチベーションが下がってしまうでしょう。

頑張っても評価されず昇進に繋がらなかったり、最悪の場合は努力をしても理不尽な評価をされたりする場合もあるのではないでしょうか。

褒められたり認められたりしたくて仕事をしている訳ではなくても、自分の働きにしっかりとした対価や報酬がなければ自ずとモチベーションはなくなります。

人間関係

仕事環境などに不満がなくても、共に働いている同僚や上司や部下など周りの人との人間関係によっても仕事を辞めたいと感じるでしょう。

人間関係に対して無視を出来るのであれば良いですが、仕事内容によっては関わらなくてはならない場合もあります。

そうした際に人間関係のせいで余計なストレスを感じて、仕事に支障が出ればやる気も無くなりますし気分も落ち込むはずです。

仕事が辛いのは当たり前?

頭を抱える男性

仕事が辛いのは当たり前だと言われた方もいるのではないでしょうか。

確かに仕事は辛かったりしんどかったりと感じる事の方が多いかもしれません。

しかしその「当たり前の辛さ」にも限度があることを知っておきましょう。

好きで仕事をしている人はいない

仕事が楽しかったり、生き甲斐だと感じたりする人もいるでしょう。

しかし多くの人は仕事をせずにずっと寝たり遊んだりと、自分の好きなことをして生きていたいと考えるはずです。

ですがお金が無いと生きていけませんし収入を得たいから、好きでもない仕事をします。

だからといって自分がストレスだと感じていることをこのまま一生我慢して続けなければならないのでしょうか。

「好きで仕事をしている人はいないし、皆が我慢してやっていることだから自分も無理をする。」といった考えは一旦ストップしてください。

生きるためには仕事が必要

空っぽの財布

人間が生きていくためには衣食住が必要です。そしてその衣食住を確保するにはお金が必要になります。

そのため収入を得るためには仕事をして稼いで、自分の生活環境を守り維持する必要があるのです。

確かに仕事をして働くことが必要ではありますが、「その会社」でなければいけないのでしょうか。

自分がいま辛くて辞めたいと思っている会社でなくてはならない理由があるのでしょうか。

今後の長い人生において、いかにストレスフリーで生きていけるかを重点的に考え、会社や仕事に対する考え方を変えることが大切かもしれません。

自分の「ストレス限界値」を知る

人それぞれ我慢できるものとできないものがあります。

恐怖症などに例えれば分かりやすいですが、高所が苦手な方や閉所が苦手な方もいるでしょう。

そうした方は高所は無理でも閉所は平気と、人それぞれ許容範囲が違います

同じように、一人一人に「ストレス限界値」というものがあり皆は耐えられても自分は耐えられないというケースもあるのです。

他の人は耐えられるのに自分だけとなると落ち込むかもしれませんが、逆に自分だけが耐えられることもあるでしょう。

そのため自分のストレス限界値を知り、決して無理をして働かないでください。

辛い仕事で無理をするとどうなるか

机に突っ伏す人

辞めたいほど辛いと感じる仕事で無理をしつづけると、いつかストレスが爆発してしまいます。

辛い日々を何とかやり過ごせていたとしても、急に身体に不調が出てきてしまう等、あとで後悔することになるかもしれません。

心療内科に通うことになる

辛い日々を無理して過ごしていることで、目に見えない形でどんどんとストレスとして身体に蓄積されていきます。

ストレスが数値化して可視化できるのであれば、そろそろ身体を休めようと分かるのですがそうはいきませんよね。

そうして自分のストレスを放置し続けていれば、何か精神病を患ってしまってもおかしくないでしょう。

精神病は風邪と違い、薬を飲んで寝れば数日で治る訳ではなくその後長引くことが多いです。

薬漬けになる

薬漬けとは聞こえが悪いですが本当にこの言葉通りで、精神病やストレスにより身体に症状が出ている場合は薬に頼って生活することになります。

ストレスが多く蓄積してしまえば、自ずと症状も悪化してしまうため様々な薬を飲みながらどうにか毎日をやり過ごすのです。

休める環境なら飲む必要のない睡眠薬なども働かなければいけないからと飲み、その副作用を抑える為にまた別の薬を飲んで…と悪循環となるでしょう。

寝たきりになる

寝てる人

昨日までは朝起きられたのに、と急に身体が思ったように動かなくなります。

典型的なものは鬱病で、こういった身体が起き上がらないといった症状もあるのです。

重症だとただ働けないのではなく、食欲もなく歯磨きもお風呂に入るのも億劫になり出来なくなってしまいます。

そうして寝たきりになってしまい、そのまま入院することになるケースも少なくないです。

人間関係や自分の性格が悪化する

自分が無理をし続けて我慢をしているからと、周りの人に八つ当たりをしてしまうかもしれません。

自分はこんなに苦労しているのにと周りの対して頑張っているように見えない人たちに罵声を浴びせたり、自分の中で嫌いになったりと様々あるでしょう。

自分はそんなつもりではなくても、愚痴が増えたり言葉の節々に嫌味が入ったり、周りの仲間をサンドバッグ扱いしてしまったりすれば自分が嫌われてしまいます。

決して「無理をして辛い仕事をすることが偉い」ということを万国共通の価値観にせず、自分の中だけで鼓舞するようにしてください。

仕事を辞めたいなら相談してみよう

会話

仕事を辞めたいと感じ始めると、それだけで頭がいっぱいになってしまうでしょう。

するとどんどん答えが「とにかく仕事を辞める。」だけになってしまい、冷静な判断がしづらくなります。

仕事を辞める前に相談できる方がいるのであれば、できるだけ相談をして客観視してもらうのも一手です。

誰に相談すればいいか

相談相手に関しては自分が信頼できる相手であれば基本的に友人でも家族でも誰でも良いでしょう。

しかし自分の言ったことを全て肯定してくれる人ではなく、話を聞いた上でしっかり考えて話してくれる相手を選ぶと良いです。

「辛いなら辞めちゃえば。」と簡単に言ってくれるのも、それはそれでさっぱりしてて良いですが、その後どうなるかまで考えてくれる人が周囲にいると助かります。

いつどんな時に相談するか

何となく仕事が面倒臭かったり、不満が多かったりなどで「仕事なんかもう辞めたい」と愚痴だけで済む場合もあるでしょう。

そうではなくて、頭の中が「辞めたい」という気持ちでいっぱいになった際に、真剣に相談することがおすすめです。

また相談する時間も、ご飯を食べながらでも良いですがなるべく真剣に時間を取れる際に相談すると良いでしょう。

しっかり相談をする時間を設ければ、相談相手も軽率な考えをしなくなるはずです。

相談相手や方法は慎重に考えよう

自分が軽はずみに「辞めたい。」と口に出してしまえば、聴いている相手も「辞めちゃえば。」と簡単に答える場合があります。

そうして何も考えずにペロッと簡単に仕事を辞めてしまうと、辞めた後に辞めなければよかったと後悔するケースも少なくないです。

そのため真剣に辞めたいと考えてから、真剣に話を聞いてくれる相手に、真剣に相談することを心がけてください。

また相談相手が何と答えたとしても、その後の自分の人生に対して何か責任を取ってくれる訳ではありません。

あくまでも相談相手の答えは意見の一つとして自分の考えに取り入れ、最初から最後まで自分の意思で動くことを忘れないようにしましょう。

おすすめの相談方法

書類を指さす

相談といっても相談相手に辞めたい気持ちだけぶつけてしまえば、相談相手も困ってしまうでしょう。

相談相手がまるで自分のことのように考えられるように、こちらも相談する方法を考える必要があります。

なぜ辞めたいかをまとめる

辞めたい仕事に対しての不満点はキリがないかもしれませんが、とりあえず思いついた事だけでもメモをするなりしてまとめてみましょう。

箇条書きでも良いのでその仕事を辞めたいと思う点を目で分かるように書き出すと良いです。

書き上げているうちに熱くなってどんどん不満点が増えていくかもしれませんが、とりあえず書き出すということが大切となります。

出過ぎた不満点は後で冷静になった時に消したり訂正したりして、きちんとまとめたメモを用意すると良いでしょう。

そのメモを相談相手と共に目を通し、一つ一つに仕事を辞める以外の解決策がないか共に考えることがおすすめです。

選択肢を用意する

仕事を辞めるプランだけではなく、辞めないで〇〇するプランといった仕事を辞める以外で何か出来ることはないか選択肢を用意することも大切です。

相談相手がしっかり自分のことを考えてくれる人なら、自分の発言によって仕事を辞めた後に責任が取れないからこそ悩んでくれるでしょう。

そこで、辞めたらこうなる辞めなかったこうなるといった選択肢を自分で用意して、どっちがいいか選んで貰えるだけでも自分の考えがまとまるのではないでしょうか。

もしかしたら相談相手から新しいプランが聴けるかもしれませんし、客観視してもらうことで冷静な判断に繋がるはずです。

【まとめ】人生設計を考える

プランニング

自分のことでなければ、「辛い仕事なら辞めちゃえば?」と簡単に思えるかもしれません。

しかし仕事を辞めるというのは少なからず自分の人生や生活の重要な問題点となり得るでしょう。

“今の生活”を維持したいから無理して辛い仕事をし続けるのではなく、もっと長い目で自分の人生を見てみてください。

その人生設計にその仕事がそんなに重要なのか、自分がどうしたくてどうなりたいかを今一度考えることをおすすめします。

プロフィール
この記事を書いた人
白木 ゆき

ADHDなどのメンタル問題に直面し、外での仕事を断念。
2021年に当サイトの運営を開始。
今まで自分自身が経験した悩みや問題が、同じように困っている方の支えになるように様々な情報を発信していきます。

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