京都府京都市にそびえる鞍馬山はご存知ですか?
この鞍馬山は鞍馬寺が建立されているだけではなく、自然を感じられたりパワースポットがあったりと非常に楽しめる不思議なお山です。
「鞍馬天狗」と聞くとピンとくる方もいるでしょう。
今回は天狗好きの筆者が鞍馬寺に行ってきたので、ざっとレビューしたいと思います。
鞍馬山の天狗とは
それではまず、鞍馬山といったら「天狗」ということで鞍馬山の天狗についてご説明します。
鞍馬天狗は鞍馬山の奥にある僧正ヶ谷に住むといわれている大天狗のことです。
牛若丸(源義経)がお世話になった天狗
牛若丸(源義経)に対して武術を教えたのが鞍馬天狗といわれています。
牛若丸は父を亡くした後、鞍馬寺にてお世話になることになり昼間は学問、夜は武術と鞍馬山にて学んでいました。
そこで独りぼっちの牛若丸の手を取り、平家の討伐を目指して修行をさせていたのが鞍馬天狗であり十数年共に過ごしたのです。
牛若丸と天狗の修行の聖地巡り
鞍馬山に入山して本殿を目指し歩いている間にも、数々の牛若丸の思い出の聖地が点在しています。
牛若丸が背比べをした石や、水分補給のために立ち寄っていた水場など当時のことをリアルに想像できるスポットが沢山あるのです。
その実際に修行をしていたと感じられるスポットを巡りながら散策できるため、牛若丸と天狗のエピソードをより本格的に感じられるでしょう。
鞍馬山のパワースポットについて
鞍馬山自体がかなりのパワースポットになるのですが、その中でも宇宙からのパワーを直接受け取れる場所があります。
本殿である金堂の前の石畳中央に六芒星があります。
その六芒星が宇宙と直接繋がっていると言われており、究極のパワースポットとなるのです。
その六芒星に立って、一直線で自分の身体に宇宙パワーを注入したいところですが、一つ注意しましょう。
六芒星の中心に三角形があるのですが、この三角形は三尊といわれており重要な要素となっています。
この三身が一体となって、鞍馬寺にて祀られている「尊天」となるのです。
そのため自分の足元に神様がいると思って、踏まないように心がけましょう。
「尊天」は宇宙エネルギーのことで、地球上の全てが尊天によって生み出されているという考えなんだって。
なので多くの人はその本殿に向かって六芒星の前に立ち、礼拝したり両手を空に掲げたりして宇宙エネルギーを貰っていました。
ハイキングで鞍馬山を楽しもう!
せっかく鞍馬山に行くのならハイキングをしながら自然や景色を楽しみませんか?
登山となるため体力に自信の無い方は無理せずケーブルカーを利用しましょう。
逆に体力に自信のある方は入山から下山までハイキングして、ケーブルカーでは味わえない景色を堪能することをおすすめします。
おすすめの服装
鞍馬山をハイキングするにあたり、一番注意して欲しいのは靴です。
鞍馬山は木の根っこや石などで自然に作られた階段や坂もあります。
そのため足元に常に注意しなくては危険です。
なので歩きやすく滑りにくい運動靴を履いていくことを強くおすすめします。
また道中は木々で覆われており日陰が多いのですが、夏は汗もかきますし熱中症対策もしていきましょう。
道は広く端の方で好きなだけ立ち止まれますし、途中にベンチが置いてある休憩所も用意されています。
そのため無理せず自分のペースでほどよく休みながらハイキングすると良いです。
ケーブルカーではなくハイキングがおすすめな理由
ケーブルカーは入山してすぐ乗れるのですが、そのまま本堂付近まで登ってくれます。
ケーブルカーを降りたら10分程度歩けば本堂に到着出来るのです。
しかしケーブルカーを利用すると、牛若丸の修行の聖地も、入山してすぐの由岐神社にも立ち寄れなくなるでしょう。
そのため、鞍馬山を隅々まで堪能したいという方はなるべくハイキングで行くことをおすすめします。
鞍馬寺の御朱印
こちらが鞍馬寺にていただける御朱印と、鞍馬寺にて用意されている御朱印帳です。
大きく力強く「尊天」と書いてあるのが堪らなくかっこいいですよね。
また御朱印受付の方もとても丁寧に挨拶をしてくれましたし、お話もしてくれました。
筆者は人生で初めて御朱印をいただいたのですが、登山で疲れていたし暖かいお迎えもあって御朱印を書いてもらっている間泣きそうになっていました。笑
御朱印にあまり興味はなかったのですが、登山を頑張った証としてどうしても証拠が欲しくなり御朱印をいただいた所存です。
一度御朱印をいただくと次から次へと欲しくなり、そのまま御朱印集めが始まりました。
そのため御朱印に興味が無い方でも鞍馬寺に行ったら欲しくなってしまうかもしれません。
【まとめ】鞍馬山には不思議なパワーがある
天狗で有名な「大雄山 最乗寺」や「高尾山 薬王院」では様々な場所で天狗の像やモチーフを見かけました。
しかし鞍馬山には天狗要素は少なく、葉団扇のマークを少し見かけるかな?程度です。
なのですが、最乗寺や薬王院よりも不思議と天狗の存在を一番身近に感じられる場所だと思います。
大木や立派な杉が連なり、地面を力強く這う根っこに大地と宇宙のパワーを感じられました。
この優美な自然の中に天狗がいない訳ない!とまで思ってしまうほどです。
また実際に天狗と修行をした牛若丸の聖地を巡れるために、より一層身近に感じられるのでしょう。
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