翌日早起きしなければならない時に限って急に眠れなくなったことはありませんか?
小さな頃から、次の日に遠足があって楽しみで眠れなかったり、発表会を控えていて緊張して眠れなかったりと様々あったでしょう。
幼少期から成長した今でも、そうして何かのきっかけで急に眠れなくなることもしばしばあります。
今回は何故眠れないのか原因を探ったあと、すぐに眠れるようになる対処法をお伝えしますので参考にしてみてください。
なぜ眠れないのか?眠れない原因とは
眠れない原因は様々あり、人によって変わります。そのため自分に当てはまる原因を探っていくことが大切になるでしょう。
まずは眠れない時の自分をかえり見て、原因を追究してみてください。
ストレス
自分の中ではストレスだと感じていなくても、身体が勝手にストレスだと認識している場合もあります。
メンタルが例え強くても、ストレスや緊張するきっかけがあれば身体が反応してしまうのです。
自分ではっきりと分かるストレスであれば解決に向けて努力が出来るかもしれませんが、自分でも分からないストレスもあるでしょう。
そのため一度、何かストレスを感じるような事が身の回りに起きていないか少し思い出してみてください。
年齢
眠れない原因には年齢も関係してきます。年を取ってくると次第に様々な体の不調を感じてくるでしょう。
例えば、筋力の衰えなどによりトイレに行く回数が増えていて睡眠中に何度もトイレに行っていれば睡眠時間も自ずと減ってきます。
また睡眠は身体や脳を休めるために行うことですが、寝るだけでもエネルギーを消費していることはご存知でしょうか。
睡眠中でも身体の機能が全て止まっていては死んでしまうため、各器官が睡眠中専用の働きをしてくれているのです。
そのため、高齢者や元々体力の少ない方でも眠っているだけで疲れてしまうため、脳が覚醒してしまうのではないかと言われています。
昼寝などの仮眠
人それぞれ睡眠サイクルがあるかとは思いますが、そのある程度決められた睡眠時間以外で昼寝をしていると眠気が無くなってしまいます。
しかし少しの昼寝は疲れた脳や身体を癒してくれるため、ある程度の昼寝が推奨されていることは否めません。
もし昼寝をする必要があるのであれば、実際に熟睡したい時間よりもっと早めに短時間で摂ることをおすすめします。
カフェイン
カフェインにはアドレナリンを増加させる働きがあり、コーヒーやお茶などのカフェインが入っている飲み物を飲むと寝つきが悪くなります。
ですが逆にカフェインを摂取すれば脳がシャキッとして集中力が上がったり、目が覚めたりと様々なメリットもあるのです。
またカフェインは摂取後4時間くらいは効果が持続し、その後徐々に消化されていくといわれているため、摂取する時間を考えればカフェインと上手に付き合っていけます。
おすすめは、寝る6時間前までならカフェインを摂って良いことにして上手く時間管理をすることです。
眠れないときに考えてはいけないこと
「眠れないなら寝なくていいじゃん。」と開き直れるなら良いですが、眠れないことによってどんどん不安感を煽られる方も沢山いるでしょう。
しかし既に眠れないという時に、不安感を持ちソワソワしてしまえば余計に眠れなくなってしまいます。
明日が来るのが怖い
仕事に行きたくなかったり、大事な発表があったりなど次の日に何か自分のなかで嫌だと思う予定が入っていれば明日に恐怖を感じるでしょう。
次の日に待ち構えている嫌なシーンを想像して怯え、そこからどんどん妄想が広がっていってしまいます。
しかし明日のことは誰にも分からないため、その恐怖はただの妄想だと考えなおしてみてください。
もしかしたら発表が成功して褒められるかもしれませんし、仕事も順調に進み仲間とも上手くやっていけるかもしれません。
プラスの可能性もマイナスの可能性も沢山あって考えてもキリがないのです。
明日のことは明日の自分に任せて、今は身体と脳みそを休めることに集中しましょう。
怖いことを思い出してしまう
ホラー映画などの怖いシーンを急に思い出して、心臓がドキドキしてしまうといった経験はありませんか?
電気を点けていても消していても、布団に潜って寝転がっている際は人間は無防備です。
そのため怖いシーンや心霊写真などを思い出すと、かなり怖くなってきて眠れなくなるという方もいるでしょう。
筆者もホラー作品が好きなせいで、お風呂やトイレ、そして布団の中で何度も怯えながら生活をしています。
そんな時によくやっているのが、ホラーな展開を全部ギャグに変えるというワザです。
「あの心霊写真の幽霊が変顔していたら…。」とか「黒髪の長い女が急に茶髪に染めてパーマをかけだしたら…。」などなど。
自分が怖くなくなるまで、その怖かったりトラウマになったシーンを”笑い”に変えてみてください。
お化けを逆に驚かす作戦を立てたりするのも楽しいよ。
眠りたい時の対処法
活動中に対策出来ることをしても眠れない場合は、寝る直前や寝たい時にも対策ができるため一度試してみてください。
以下に挙げる対策法は人によって向き不向きがあるため、様々な対策を試して自分にあったものを見付けましょう。
携帯などのブルーライトを見ない
携帯などのLEDを使用している機械からは普通の光以外にもブルーライトが出ているといわれています。
そのブルーライトは眼精疲労などの眼へのダメージ以外にも、体内のリズムを乱したり不眠にも繋がる可能性があるのです。
そのため寝る直前までスマホをいじったり、動画や漫画を見たりしている方は寝たいのであればすぐに辞めてください。
もし日課になっていてどうしてもスマホを触りたいという方はブルーライトをカットする眼鏡をかけたり、使用時間を決めるようにしましょう。
無になる
人はどうしても雑念が湧きやすく、色々と物事を考えてしまいがちです。
そのため何も考えずに無になるのは、非常に難しいことといえるでしょう。
難しいのですが睡眠欲を誘発するのに非常に効果的なのでぜひやってみてほしいです。
やり方はシンプルで、ぼーっとしていると雑念が湧いてしまいますが、その雑念に一瞬集中してすぐにその雑念を考えるのを遮断しましょう。
脳みそを空っぽにするつもりで、湧いてきた雑念をどんどん途中で消していってください。
睡眠導入BGMを聴く
睡眠導入用にBGMが沢山用意されており、CDとして発売していたり無料で見れる動画サイトなどにも挙げられていたりします。
こんな音楽で眠れるか疑心暗鬼になるのは分かりますが、人によっては著しい効果を感じられる方もいるのです。
様々な対策をしても眠れない方は一度騙されたと思って試してみてください。
しかしオルゴールや自分の知っている曲などでは心の中で歌ってしまったりして脳がだんだんと覚醒してしまいがちです。
そうではなく、自然の環境音が流れたり一定のリズムを刻んでいるようなBGMがおすすめです。
不眠の慢性化には薬を処方してもらう
ある程度の対策をしてみても効果を得られないのであれば、睡眠薬に頼ることも一つの手段でしょう。
しかし睡眠薬は飲んだ瞬間気絶するように眠れるといった最強の薬を処方してもらえるわけではありません。
また睡眠薬の効果が強ければ強いほど、活動時間に副作用が出てしまう可能性も高くなります。
そのため自分が寝つきやすくなる睡眠薬に出会えるまで時間がかかってしまうかもしれません。
更に睡眠薬が無いと寝られない身体になったりと依存する可能性も否めないため、よく考えてお医者さんに相談してみましょう。
直近の予定に余裕があるなら寝ない
とにかく眠れないし、別に寝なくてもいいやという考えなのであれば、もう寝ることを諦めましょう。
今日眠れなくても次の日に支障を来さないのであれば、眠くなるまで眠らないという選択をするのも構いません。
睡眠不足にはデメリットがありますが、睡眠をしないという決断にはメリットもあります。
無理して寝ると不眠のクセが付いてしまう
眠れないのに布団に入って何時間もゴロゴロしたり別のことをしたりすると、不眠のクセがついてしまうのです。
「布団は寝るところ。」と覚えていた身体が、「布団は覚醒して遊ぶところ。」と錯覚してしまうでしょう。
するとさっきまで眠たかったのに、布団に入った瞬間目が覚めてしまうといったことも起こり得るのです。
そのような悪循環を避けるためにも、寝ないと決めたら布団から出て椅子に座ったり場所を移動したりして”しっかり”起きましょう。
体内時計をリセットする
睡眠サイクルがバラバラだったり昼夜逆転の生活をしていると体内時計が狂ってしまいます。
眠くないけど頑張って寝るではなく、眠い時にしっかり眠れるようになるためにも一度体内時計をリセットしましょう。
寝なくても良い日は一日中起きて、自分がいつもこの時間に寝たいという時間まで頑張って起き続けてください。
すると眠気が爆発してその夜は爆睡できるはずです。
そうして体内時計を整えれば、活動時間と睡眠時間でメリハリもついて長いスパンで熟睡できる日が続きます。
【まとめ】寝床は寝るところとクセづける
しっかり睡眠時間を摂って脳や身体を休ませれば、次の日は高いパフォーマンスを発揮できるでしょう。
そうした生活において大切な睡眠時間をしっかりと摂るためにも、日頃から眠れるように心掛けることが大切になります。
眠れないからと布団でゴロゴロしたり、余計な事を妄想したりするのではなく「寝床は寝るところ。」と開き直って寝る事に集中してください。
そしてどうしても寝られないのであれば、布団からすぐに飛び出して別のことをしてみましょう。
コメント