ネイルが気になっている方で、自分にはジェルネイルとポリッシュネイルではどっちがいいのか考える方もいるでしょう。
今回はジェルネイルとポリッシュネイルの違いを把握したうえで自分にはどちらが好ましいかを考えられるようにご紹介します。
自分の環境に適したネイルで、爪の先までおしゃれを楽しみましょう。
ジェルネイルとポリッシュネイルの違い
まずジェルネイルとポリッシュネイルの違いをご紹介します。
ネイルと一言でいっても、ジェルとポリッシュでは入っている成分も塗布方法も違いますので、しっかりと確認することが大切です。
ジェルネイルとは
ジェルネイルは爪に塗布した後に、UVライトやLEDライトで硬化するのが特徴です。
このライトで硬化をしなければジェルは固まらず、ポリッシュのように乾かせば固まるものではないため注意しましょう。
またジェルネイルをオフする際も、除光液を染み込ませてふやかしてオフをするわけではありません。
固まったジェルをある程度削った後に、オフ専用のリムーバーを染み込ませ放置し、ふやけたジェルをスルスルッとオフしていきます。
ポリッシュネイルとは
ポリッシュネイルは塗布後に乾かせば固まることが特徴です。そのためポリッシュさえあれば、専用の機材など必要なく手軽に始められます。
またポリッシュをオフする際も、除光液をなじませたコットンやティッシュなどで拭き取るだけでOKのため、セルフでも簡単におしゃれを楽しめます。
しかし塗布直後から乾くまでは時間もかかりますし、爪をどこかにぶつけてしまうと塗布したポリッシュがよれたり剥がれてしまうのです。
ポリッシュネイルがしっかり乾くまでは他の手作業ができなくなりますので、多めに時間を取りましょう。
ジェルネイルのメリット
ジェルネイルは一体どんな効果があるのか、またどんな方におすすめなのかをご紹介します。
多彩なデザインが簡単に実現可能
ジェルはライトで硬化すればすぐに固まるため、塗布したジェルの上に違う色のジェルを塗布しても滲みません。
ポリッシュでは他の色を重ねたりパーツを乗せたりする際に、いちいち乾かす時間が発生するでしょう。
そうした問題ともジェルならおさらばできるため、短時間で重ね塗りやパーツ乗せも可能となります。
逆にわざと硬化せずに他の色を混ぜるなどすれば、マーブルデザインや大理石デザインなども実現可能です。
ジェルネイルの特徴を存分に生かしたネイルデザインが沢山あり、複雑そうにみえるデザインでも手軽に楽しめるでしょう。
完成後すぐに手作業しても大丈夫
カラージェルなどのトップコート以外のジェルは基本的にライトで硬化しても少しベタつきます。
このベタつきはわざとで、次に乗せるジェルをしっかり定着させるためのベタつきです。
しかしベタベタするだけで、触っても指についてしまう訳でもよれてしまう訳でもないため、少しなら他の作業をしても構いません。
ただしホコリだったり、ペットの毛や洋服の繊維だったりは一度付いてしまうと取ることが困難となるため注意しましょう。
トップコートジェルを塗布し完成したジェルネイルはツルツルした仕上がりとなりベタつきもなくなるため、完成後はすぐに手作業可能です。
爪を強化できる
極端な話にはなりますが、ポリッシュネイルは”自爪の色を変える”、ジェルネイルは”自爪の上にプラスチックの様な固い物を被せる”というイメージです。
硬化したジェルは固まってプラスチックのようになります。そのためおしゃれだけではなく、自爪を様々なダメージから保護してくれるのです。
元々自爪がぺらぺらで薄いと感じる方や、すぐに欠けてしまって困っている方こそジェルネイルがおすすめとなります。
長持ちするから忙しい人でも長く楽しめる
ポリッシュネイルは保湿などの適切なケアをすれば10日ほど長持ちするといわれていますが、ジェルネイルは3～4週間とかなり長持ちします。
そのため普段忙しい方もジェルネイルなら爪の状態を気にすることなく日々過ごせますし、おしゃれも長く楽しめるでしょう。
しかしポリッシュとジェル、どちらのネイルも水作業や爪を酷使する作業の多さによって持つ期間は変わりますので注意が必要です。
仕事中にふとネイルを見るとちょっと元気出る！
ジェルネイルのデメリット
ジェルネイルは人によってはおすすめできない可能性があります。
しかし大体はカバーできるデメリットとなりますので、以下の点を確認してみましょう。
場合によってはすぐ取れる
ジェルを塗布する前のケアを怠ったり、塗布する際に爪からはみ出したりするとライトで硬化してもそこからペロッと浮いてきてしまいます。
その浮いた部分がシールのようにペラペラしてしまい、日常的に服や髪などに引っかかってすぐにボロボロになってしまうのです。
もしお店でネイリストさんにやってもらったのに浮いてしまったら、お店によってはお直し可能なので連絡をしてみましょう。
セルフでジェルネイルをする方は、ジェル塗布前のケアを入念にし、爪からはみ出さないようにすることを心がけてください。
オフをした後の自爪が弱いと感じる
この点は個人的な感想ではありますが、ジェルネイルを始める前の自爪はパキッとしていて丈夫でした。
しかしジェルネイルをオフした後の自爪の先端の白い部分が、押すとフニャッとしていて「あれ？柔らかくなったかな？」という感じです。
この弱くなったと感じてしまうのも、ジェルネイル完成後から全くケアをしていなかったことが問題となります。
ジェルネイル中は、自爪のリアルな状況を把握する事は難しくなりますし、放っておいてしまいがちでしょう。
しかし忘れずに爪の根本や先端を保湿してしっかりケアをすれば、ジェルをオフしても健康な爪を保てます。
手軽に付け替えできない
ジェルネイルをオフする際に、削ったりリムーバーで爪を覆ったりと結構なダメージがかかります。
もちろん削るのもリムーバーを浸すのも自爪を避けますが、少なからずダメージがかかるのは付き物です。
そのため頻繁にジェルネイルを付け替えるのは推奨されておらず、お店でもセルフでもジェルの付け替えは3～4週間後を目途にします。
また自分でオフが出来ない場合は、オフするためにお店に行く必要がありますし時間もお金もかかるためお手軽ではないでしょう。
もし簡単にジェルネイルをオフしたいと考えるのであれば、”ピールオフジェル”といってシールのように簡単にジェルを剥がせるベースコートがあります。
ポリッシュネイルと比べて費用がかかる
お店での施術はもちろん、セルフでジェルネイルを始めようとすると初期費用がポリッシュネイルよりかかります。
ライトや筆など、ポリッシュネイルと比べて準備する物が多いからです。
しかしポリッシュとジェルの長持ちする期間を比較すれば、ジェルは長持ちするぶん消費が減るため考え方次第では最終的にコスパはいいのかもしれません。
ポリッシュネイルの方がおすすめの人
ジェルネイルは様々なメリットがありますが、ジェルネイルの特質上どうしてもポリッシュネイルの方が向いている方もいます。
以下の点に当てはまる方はポリッシュネイルの方が良いかもしれません。
短期間で付け替えしたい人
飽きっぽかったり、シーズンやイベント毎にネイルを変えたいという方はポリッシュネイルがおすすめです。
ジェルネイルは完成度が高く丈夫ではありますが、平行してオフをするのにも手間がかかってしまいます。
ポリッシュネイルはジェルネイルと比べれば割と簡単にオフ出来ますし、手軽に付け替えも可能です。
しかしどうしても除光液のダメージは少なからずあるため、付け替えるとしても月に3～4度と上限を決めて楽しむようにしましょう。
なるべく安く簡単に済ませたい人
やりたいデザインがあるならお店でプロにやってもらった方が良いですが、ワンカラーなどシンプルなデザインならセルフがおすすめです。
セルフなら必要なカラーと、ベースコートとトップコートと除光液、この4点でネイルが楽しめます。
ブランドや高品質のネイルにこだわらなければ、可能な限り安く済ませられますし手軽にネイルを楽しみたい方はポリッシュネイルがおすすめです。
普段ネイルを楽しめない人
学校やお仕事などでネイルを禁止されているけど、お休みの日だけでも楽しみたいといった方はポリッシュネイルがおすすめです。
お金を出してお店やセルフでジェルネイルをやったとしても、すぐにオフする予定なら勿体ないでしょう。
そのため手軽に付け替えもオフもできるポリッシュの方がおすすめとなります。
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ジェルネイルをやめるタイミング
ジェルネイルは持ちも良いですし、長く楽しめるおしゃれではありますが実は一旦休憩をした方がいい場合もあります。
ジェルネイル休憩期間を設けずに無理矢理継続してしまうと自爪に非常に悪いため注意しましょう。
爪に異常を感じたら
爪には様々なトラブルがあり、その一つに「グリーンネイル」といった症状が挙げられます。
グリーンネイルとは、ネイルと自爪の隙間が空いているとそこから水などの湿気でカビてしまう症状です。
代表的なトラブルがグリーンネイルではありますが、少しでも痛かったり痒かったりと異常を感じたら一旦ネイルは休憩して安静にしましょう。
手作業を多く必要とする物事を始めたら
爪先を使う様な細かい作業はもちろん、水作業などの手作業を多くやるようになった場合はジェルネイルは一旦休憩した方が良いかもしれません。
ジェルネイルは丈夫ですが爪へのダメージは日々蓄積していきます。
ジェルネイルを刺激するとボロボロになってしまったり浮きやすくなったりするのです。
ボロボロになりやすい環境で頻繁にネイルを付け替えることになれば、更に自爪へのダメージは避けられません。
ピアノを弾いてたら、白鍵と黒鍵の間に挟まってバキッて折れた経験があります
なかなかオフをするタイミングがないと感じたら
ジェルネイルは一般的に3～4週間が付け替えるタイミングと言われています。
ジェルを塗布しても自爪は成長し続けるため、あまりにもそのまま放置していると爪が長くなりすぎて予期せぬ事故に繋がりかねません。
そのため推奨されてる期間内での付け替えやオフが出来そうもないのであれば、最初からジェルネイルをすることを避けた方が良いでしょう。
【まとめ】自分にあったネイルでおしゃれを楽しもう
ポリッシュネイルと比べればジェルネイルは完成度も高く、爪も丈夫になるなどメリットが沢山あります。
しかし無理してジェルネイルを選ぶ必要はなく、ケースバイケースでポリッシュネイルを選択することも大切です。
ネイルを始める前に、自分の爪の状態と生活環境を今一度考えてネイルを選び、最大限のおしゃれを楽しみましょう！
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